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規格の統一

現在、視覚障害者用に販売されているWindows画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)は3種類ある。
「95リーダー」と「PCトーカー」がほぼ同率のシェアで、PCトーカーがやや優勢といった状況である。
もう一つは世界標準ともいえる「Jaws 日本語版」であるが、ユーザーはきわめて少ない。
これは日本語版を担当したIBMの対応がよくないために、ユーザーはきわめて少ない。 英語版が頻繁にバージョンアップされているというのに、日本語版はいっこうに進んでいないもようである。

 これらの画面読み上げソフトは、別々のメーカーが開発しているため、それぞれにかなりのクセがある。
画面コントロールの名前、漢字の読み方、キー操作などが違っていたり同じであったり、あるいはあっちでは読むがこっちでは読まないということもある。
 現在では、かなり少なくなってきたが、当初ヘビーユーザーは2つの画面読み上げソフトを入れている人が多かった。

操作や機能は違ってもかまわないが、画面の情報を読み上げる内容は統一してもらいたいと思う。
違うメーカーが作っているのだから違ってあたりまえだが、もうそろそろ統一できるものは統一して規格化してもらいたい。
そして、そういったことを検討する機関を作る必要性を感じる。

こんなことを国がやってくれるわけないから、ユーザーがここ一番がんばるしかない。
もちろんMicrosoft社のサポートは必須である。
by nishio-pc | 2004-12-21 18:00


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